こちらでは、企業内整理収納マネージャー講座をご受講いただいた皆様の交流グループ「企業内整理収納マネージャー受講済の交流会」FBページにて掲載したコラムをご紹介しております。
最新版をお読みになりたい方は、是非「企業内整理収納マネージャー受講済の交流会」へご参加ください。

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.46 講師 青山玉

(2021.6.25掲載)

皆さま、こんにちは。
今春講師となりました新米講師 青山 玉(あおやま ゆい)です。
企業内整理収納マネージャー協会には素敵なカリスマ講師ばかりでここに身をおけることが出来て大変恐縮ですが、とても光栄です。
これから沢山学ばせて頂きながら頑張りたいと思います。
皆さま、どうぞよろしくお願い申し上げます。
まだまだ経験の浅い講師で、コラムに何を書けばよいかずっと悩みましたが、新人ならでの感じた事を書かせていただきたいと思いました。

「全体の利益を考える」
ある歯科クリニックでの経験をシェアさせて頂きたいと思います。
8畳位広さの院長室を院長と院長のパートナーが使ってらっしゃってました。
院長室の使用目的としては、院長先生の書類の保管とカバンやコートなど私物を収納することと、患者様のカウンセリングにも使いたいそうでした。
しかし院長室にはパートナーの方の趣味のハンモクや靴などなど私物が沢山ありまして4分1のスペースを占領していました。
収納棚はパートナーの方の趣味で黒の鏡張りの棚を購入されてインテリア的にはとても素敵でしたが、実用的ではなかったため、院長先生の書類が段ボールに入ったまま、カバンなどを床に置いたままになっていました。
またパートナーの方の机がスペースの大半を占める大きさで院長先生の机もない状態でした。
整理をして収納も変えて、パートナーの方の私室化していた院長室がカウンセリングスペースも出来て、院長先生のスペースも出来ました。
組織だと個人の事を優先するのではなく、全体の利益を考慮しなければならないと学んだ事を実感しました。
私自身が整理収納アドバイザーとして個人宅のサポートが多く個人の気持ちに寄り添いがちですが、企業のコンサルに伺う時は個人の気持ちを優先するより組織は違って全体の利益を考える事を意識しながら頑張りたいと思います。

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.45 講師 近川樹美恵

(2021.6.18掲載)

企業内整理収納マネージャー認定講師の近川樹美恵です。
《キャッチボールする相手を信頼する》
みなさんこんにちは。
今回のコラムは何のお話にしようか悩みました。
このコラムを読んでくださる方向けの内容を考えるわけですが、読んでくださる方のキャリアや立場がバラバラだからです。企業内整理収納マネージャーとしてこれから活動する方、すでに企業様で沢山の経験を積んでいる方のどちらもいらっしゃいます。もちろん整理収納アドバイザーとして私より先輩もおりますし、後輩もいますね。
みなさまもコラム案件や、セミナー、研修等のお仕事の時、同じように悩みませんか?
ご要望に合わせた内容に絞るとしても、全員に。100%の方がターゲットになるような話に絞ることは難しいと考えております。なぜなら「整理促進!快適への第1歩」というタイトルに惹かれてお申込みしてくれた方にも、“整理が得意な方”“整理が苦手な方”とさまざまです。
でも、今回考えているうちに、ふと思い出しました。
先輩は大抵、「初心を思い出すことができて良い記事でした。」と、コメントをくれますし、後輩は「勉強になります。」と、伝えてくれます。
そうです!
私たちは普段あまりにも失敗やネガティブなことを考えがちですが、一生懸命考え、試行錯誤して文にしたもの、発表したものは、何かしら良い形で受けとってもらえることが多いのです。
情報は捉える方によって、どの部分を受け取って、それを膨らまして形にしていくのか、発信者には想像もつかない一面もあります。人として人へ投げたものは、気持ちであっても、文章であっても、キャッチして、相手の方が自分にとって必要な形で受けとってくれるのです。
また逆に自信のなさや、不安な気持ちで挑むことは、もともと猜疑心が強い方、自分への自信がなくネガティブな方にとっては、更に閉鎖的な感情やセミナー内容をキャッチできないアクリル板を作ってしまうようなものです。
キャッチボールをWikipediaで調べてみてください。その意味を会話のキャッチボールとして考えた時、私たちは受け取る相手を思いやり、信頼する必要があることがわかりますし、思い起こせば、だからこそ、今までのセミナーが良い評価をいただいていたのではないかと感じることができます。このコラムもまた、つたない文章ではありますが、それでも同士である皆様たちに気持ちよく受け取っていただき、私への返信ではなくても、《お仕事》として《自分の1歩》の投球として変えていっていただけることを信じております。
《余談》私は今、企業様案件のセミナーを作成しながら、このコラムの内容が自分への勇気づけとなり、止まっていた手が動き出しました。(^_-)-☆

《おすすめ》
整理収納マネージャー協会で新しい講座がスタートしました!!
環境改善活動・5S活動の「研修づくり実践講座」は、特に研修作りのイメージができ、自ら企業様に入る時にとても実践的な内容です。是非チェックしてみてくださいね!

研修づくり実践講座


 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.44 講師 角一まり子

(2021.6.13掲載)

【 講師によるハタラキヤスク 】コラムを担当させて頂き約一年経ちました。
改めて、vol 42 まで過去のコラムを読み返してみると、これは書籍化してもいい!というくらい、内容の濃さだけでなく、講師の伝えたいこと、熱量の伝わるコラムばかりで!
書き手(私)としては毎回緊張と「何を書こうか?」で戸惑いますが…今回も現場の経験を通して感じることを書きたいと思います。
オフィスの片付け現場が、この数年で急激に増えました。
これは、トヨタの片付けなどで【 整理収納 】が環境改善だけでなく、企業にとってムダを取る事で 有益という【結果】からもたらされたと事が大きいと思います。
私達プロが整理収納を行うには【結果】が常に求められます。
前回のコラムで【アンケートの実施】について書きました。
経営目線と従業員側の目線…
家庭はクライアントが一人(もしくは家族)と小単位ですが、オフィスは複数の合意形成が必要です。
【アンケート】を効果的に使い、目標を明確にすることは【結果】を出すのに不可欠です。
企業内整理収納マネージャー講座で学ぶ【ファシリテイトステップ】の流れは、やはり現場の方向性を明確に示しています。
そこで! 改めて《 ファシリテイト 》について触れたいと思います。
ファシリテイトは先述した《複数の合意形成》を促進するための技術として、会議やプロジェクトの場で使われるスキルです。
整理収納アドバイザー準1級テキストには
① 場づくり
② 意見を引き出す
③ 意見を整理する
④ まとめる
4つのスキルがファシリテーターには求められると記述されています。
①場づくりでは、クライアントとの信頼関係を築き、共に活動するプロセスを作る、コミュニケーションが必要となります。
②意見を引き出すは、まさに様々な目線や想いをシェアするために、受け止め寄り添う必要があります。
③意見の整理、まさに私達、整理収納アドバイザーが行う「不要なモノを手放す」。
必要な意見と、今取り上げる必要がない不要な意見を分ける。
④まとめる、目標を設定し合意形成する
↑↑↑ この4つの一つでも、疎かにするのと、【結果】が出ません。
ファシリテイトは単なる進行役ではなく、時に寄り添い、時に不要を取り除き、提案し、まとめるという重責を担っています。
企業という複数の異なる意見、環境の中で働く人々に寄り添い、皆が「ハタラキヤスク」を実感できる【結果】を出すために、企業内整理収納マネージャー講座で学ぶファシリテイトステップはプロとして活動する私達にとって、具体的にするべきこと、手段を示していると実感します。
方向性が見えずに、迷子になりそうな時、混沌とした現場で、常に冷静に進む方向を見つけられるのは、私の中にファシリテイトステップがブレずにあるからだと思います。
資格が取るだけでなく、使えるスキルになる事をこれからも皆様にもお伝えしていきたいと思います!

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.43 講師 笹田奈美子

(2021.5.26掲載)

さて、今日は2021年6月から完全施行となる「HACCPに沿った衛生管理」と5S・7Sについて書きたいと思います。
HACCP(ハサップ)とは、簡単に言うと"食品衛生管理の方法”のこと。食中毒や異物混入を防ぎ食品の安全を確保するための、国際基準の規格です。去る2018年6月の「食品衛生法」が改正され、HACCPが制度化されました。猶予期間が設けられていましたが、いよいよ2021年6月から完全スタートとなります。HACCPに沿った衛生管理制度の導入は、これまでは工場や大量調理の施設が対象でしたが、今回の改正で小規模店舗や飲食店も実施対象になりました。
やることは「衛生管理の見える化」です。
具体的には、衛生管理計画を作成し、その計画を実施・記録をとり日々確認を行っていくという取組みを行っていかなければなりません。
そのベースになるのが、5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)です。
計画だけ作っても、実施できなければ「絵に描いた餅」になってしまいますよね。ですので、計画を作ると同時に、環境改善はもちろん、どのようにすれば習慣化できるかを考えていく必要があります。(進め方は企業内整理収納マネージャー講座でも学んだ通りです)
ひとつオフィスや食品以外の工場の視点と違うのは、食品衛生の現場で一番優先されるのが、「清潔」の視点であるということ。
食品を扱う現場では、食中毒を予防するために微生物レベルでの清潔さが求められます。「清掃」をの中に「洗浄・殺菌」を含めて、これを食品衛生の7S(整理・整頓・清掃・洗浄・殺菌・清潔・しつけ)と言います。
コロナウイルスで業種問わず衛生的視点が求められており、皆さまの会社でも既に実践されていると思います。
梅雨時期は食中毒や虫の発生も多くなる時期ですので、職場でも家庭でも今一度モノの管理方法について、考えてみてくださいね。

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.42 講師 岩佐弥生

(2021.5.14掲載)

今日は「片づけマウンティング」についてお話ししたいと思います。
以前、企業に整理収納アドバイスに伺った際に気になったのが、マウンティングです。
片づけ(+整理収納)が得意な方たちが、苦手な方たちを片づけを通してマウントをとっていたのです。
そこで私は、片づけに関係のない色々な話をしてみました。
話をしていると、決して、その方たちがマウント気質というわけではないのです。
そう、日頃はマウント気質ではないのに、「整理収納」や「片づけ」を通すとマウントをとってしまうことがあるのです。
仕事関係、昔からの友人やママ友、家族に「マウント」を取ると良くないことは分かっている人も多いと思います。
ですが、
「どうして片づけられないの?」
「こんなこと簡単なのに」
「だから仕事もできないんだ」
などと、人は整理収納、片づけを通してマウントをとってしまうケースがあるのです。
エスカレートすれば、人格さえ否定するようになっていきます。さらに厄介なのが、片づけを通して自分がしているマウンティングに気づかないこと。
「片づけができる・できない」に、「偉い・偉くない」は全く関係ないのです。
受講生の皆さんも、これまで「片づけ」を通して誰かにマウントをとっていたことはなかったかな?を振り返ってみてくださいね。
知識を得たからこそ、上から目線で物事を伝えないよう心掛けてみてください。
心のどこかにマウントの気持ちがあると、発言に表れその気持ちは相手にも伝わってしまいます。
マウントをとられた方は嫌な気持ちになりますから、せっかくの職場の環境を変えたいという志にも影響を及ぼしてしまいますよね。
私もプロになって少しずつ知識も豊富になってきたからこそ、片づけマウンティングにはすごく気をつけています。

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.41 講師 中山真由美

(2021.5.7掲載)

前回の私の記事では、第4章についてお話をさせていただきました。最近、企業様の整理収納作業やコンサルをしていて「企業内整理収納マネージャー」のテキストやカリキュラムがよくできていると改めて実感をしています。
ですので、私の当番の時は、テキストについて私の経験を踏まえてお伝えしたいと思いますのでお付き合いください。!(^^)!
今回は、テキスト第一章 P6(1)(2)についてです。
整理・収納・整頓・片付けの言葉の意味を皆さんの周りの方に伝える事はできていますか?
整理収納アドバイザーを学んだ方なら簡単に理解できることですが、整理収納について学ばれていない方には、この言葉の意味を理解している方は少ないのではないでしょうか?
その為、私は、初めて企業様に整理収納を導入する際に必ずこの言葉の意味を伝えています。それも何度も!耳にタコができるぐらい。
何故ここまでこだわるかというと、あまりにも簡単すぎて伝えていても伝わっていないことが多いことがあるので、何度も伝えています。
そして今まで自分達が行ってきた片づけは、整頓や片づけだったと認識してもらっています。
言葉の意味を理解するだけで一気に導入できるケースもあるぐらいなんですよ。
例えば、散らかっている職場を思い出してみてください。綿買いがよく見る光景を2つにまとめてみてました。
①整理担当者が決まっていない。
②モノが入る入口と出口のバランスが悪く何十年も前のモノが置かれている。
すでにお分かりのように、保管と保存の社内ルールがないため出口が封鎖され、いつまでたっても環境が整っていかないのです。
その出口をつくるには、整理が必要だということにたどり着きませんか?
だから第一章に書かれている言葉の意味を一番に正しく理解することが大切なのです。
そして整理には2つの意味があることも覚えていますか?整理収納アドバイザー2級講座の「整理のレベル」で学んだことを思い出してください。
ステージ1からステージ2に上がるときは、スマイルマークを取り除き、更にステージ2からステージ3に上がるときは区別しましたよね。ここまでできて初めて整理といいます。
一概にも捨てる事だけではないということです。
初歩的なことですが、今一度、受講生の皆さんも言葉の意味を考えてみてください。テキスを見なくても人に教えられるぐらい理解し自分の言葉でわかりやすく周りの方にお伝えていきましょう。
そして働き方が大きく変わってくる時代だからこそ、職場の環境を整えることが大切です。このことを多くの企業様に一緒に伝えていきましょう。

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.40 講師 中島亜季

(2021.4.30掲載)

~ひとつ入れたらひとつ手放す、は正しいのか~
家庭教師・塾講師歴25年の顔ももつ、企業内整理収納マネージャー講師の中島亜季です。
SDGsでも「つくる責任 つかう責任」があります。
つかうモノの大半は、私たちが買うモノです。
私たちには、消費者としての買う責任があります。
地域の活性化や雇用なども含む人や社会・環境に配慮した消費行動を「倫理的消費(エシカル消費)」といいます。
また、来年2020年4月には成年年齢引下げに伴い、18歳で消費者契約ができる時代が到来。
子ども達自身で判断できるようにと、現在は中学校の家庭科、来年度からは高校公民(公共(仮))でも消費者教育をうけています。
「生産・流通・消費・廃棄が環境・社会・経済にあたえる影響を考えよう」モッタイナイというその言葉を、今改めて見直すキッカケにしましょう。
プラスチックで作られた収納用品。
自然素材で作られた安価な収納用品。
そしてその中に収めたいモノ。
その背景、モノの使い方、手に入れる意味をぜひ子ども達と話し合ってみてください。
昨年同様、人も企業も「GW中の整理モード」になっている方も多いと聞いています。
あなたの消費活動やモノの持ち方は、子ども達の未来につながっています。

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.39 講師 余傳愛子

(2021.4.23掲載)

皆様こんにちは。講師の余傳愛子です。
新年度になり、皆様の職場環境に変化はありましたか?
フリーランスで働いている私は、新年度のフレッシュ感と緊張感が少し羨ましくもあります(笑)
さて、今回のコラムは、『週休3日制』についてです。
政府は企業の正社員が希望すれば週3日休める、『選択的週休3日制』の導入を検討しています。リモートワークが普及した今、週休3日が広がれば介護や育児で仕事を断念せざるを得なかった人が働きやすくなり、企業にとっては人材確保にもつながります。
2015年に転勤のない地域社員を対象に週休3日を選べるようになったユニクロや、コロナ禍の2020年に東芝やみずほファイナンシャルグループなどが週休3日を取り入れたことはニュースにもなりました。
働く側としては、休みが増えることは喜ばしいのですが、週休3日に伴い基本給が減る、休み確保のための労働時間が増えるなど、懸念事項も残っています。
一方企業には、より少ない時間でこれまでと同じか、それ以上の利益を生み出す生産性向上の知恵が問われることになります。
2019年8月に週勤4日&週休3日制トライアルを実施した日本マイクロソフトでは、生産性を高めるための工夫として、会議時間や人数の設定、Teamsの徹底活用などを上げています。
もちろん企業内の整理収納を進めることも、業務の生産性向上に繋がってきます。
新年度は新しいことを取り入れるチャンスでもあります。
・新入社員研修で5Sの必要性を伝える
・月曜の始業前10分はデスクトップのファイルの整理
・最終週の金曜は退社前に不要な書類の整理
など、小さなことでも、スケジュール化することで習慣化していきます。
多様な働き方が求められる時代を見据え、新年度に取り組めることを進めていきたいですね!

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.38 講師 渡部夏代

(2021.4.16掲載)

皆様こんにちは。講師の渡部夏代です。
先日、商工会議所系の刊行物が届きました。
そこにご紹介されていた札幌市の企業の取組をご紹介いたします。

《ワーク・ライフ・バランスplus企業認証》
札幌市では、ワーク・ライフ・バランスに積極的に取り組む企業を独自の基準で認証を行っている取り組みがあります。
平成30年年から「plus」という言葉が加わり、女性活躍に関する要素を追加した新たな企業認証制度だそうです。
(札幌市HPより引用https://www.city.sapporo.jp/shimin/danjo/wlb_katsuyaku/wlbplus.html)

《認証制度》
企業の取組内容に応じて、1~3のステップに認証されます。
ステップ1 【 具体的な取組を推進している企業 】
札幌市に事業所があり、ワーク・ライフ・バランスplusの取組内容を明らかにしている、就業規則を労働基準監督署に届けでているなどの要件があります。
ステップ2 【 一般事業主行動計画を策定した企業 】
ステップ1の要件に加えて、次世代育成支援対策推進法及び女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画を策定し、労働局に届け出ているとあります。
ステップ3 【 法令を上回る取組を行っている企業 】
ステップ2の要件に加えて、労働関係法令に基づく最低基準を上回る制度を規定し、取り組んでいることとあります。
ステップが上がるにつれレベルアップしていくようです。
整理のステージに似ていますね。

《認証のメリット》
認証企業は認証マークを使用できます。
ウェブサイトや印刷物に掲載するとイメージアップになりますね。
また、さまざまな支援もあるようです。
入札の優遇、育児休業等の助成金、融資制度・・などなど。

《取組確認シートには参考になる項目がたくさん!》
ステップ1で実施する「札幌市ワーク・ライフ・バランスplus取組確認シート」
https://www.city.sapporo.jp/.../documents/wlbpsheet.pdf

働きやすい職場のための要素がたくさんあります。
職場の環境改善には、業務の在り方が適正かどうかを知ることが大切です。
モノを整理していくことで、業務の進め方が整理されていくことにも繋がります。
みなさんのお住まいの市区町村にもこういった取り組みがあると思います。
どんな取り組みがあるか、知識として知っておかれるのも良いですね!
企業様に訪問した時のお話のネタにもなりそうですし、整理収納の目標にすることもできます。

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.37 講師 西口理恵子

(2021.4.9掲載)

皆様、こんにちは。講師の西口理恵子です。
今回のコラムは、SDGs(持続可能な開発目標)について取り上げようと思います。
SDGsについては、皆様すでにご存じのこととは思いますが、今一度おさらいを。
持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。
---外務省HPより抜粋

皆様が今行っている企業での整理収納活動は、SDGsに沿ったものです。
【 3 すべての人に健康と福祉を 】
働く人が安心安全に働け、体だけでなく心も健康になるためには、環境整備は欠かせません。
【 8 働きがいも経済成長も 】
誇りと連帯感を持って働くことができるオフィスを作ることができます。
【 12 つくる責任・つかう責任 】
不必要なモノを排除し、必要なモノのみを購入し使用する企業となることができます。

上記はほんの一例です。
いちど、会社での整理収納が何の項目につながるか、会社で話し合ってはいかがでしょうか。
皆様が、やりがいをもって整理収納を進めていただく一助となれば幸いです。

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.36 講師 近川樹美恵

(2021.3.26掲載)

こんにちは。講師3期きみちかこと近川樹美恵です。
よく“営業方法”について質問をしていただくことがあります。
コロナ渦に突入して、家から出ることも少なくなった私ですが、皆さんはいかがですか?
私がお仕事の依頼をいただく場合は、ブログを見て、紹介で、以前別の講演会を聞いて、など営業方法の参考にならないことが多いのですが、最近、久々に会社を経営されている男性数名とお話する機会があり、「ハッ」とさせられたことをご紹介させていただきますね。
“営業力より雑談力”
「タイトルに営業って入れても売れない」「中身は同じセミナーなのに営業力ではなく、雑談力の方が何倍も人が集まった」
あぁ確かに。
雑談から、相手の出来ることや想いを知って頼みたくなることもありますし、雑談からアイデアに発展し「やってみようか」という展開なることもあります。雑談というと、話すのが苦手なのでと尻込みしてしまう方もいると思いますが、人と人のお付き合いですから、「この人にお願いしたい」と思ってもらえることが大切であり、聞くことも大切な雑談力です。
“人とのつながり”
「地元に帰って仕事をすることは嫌だったけど、今は良かったと思う。」
人とのつながりを大切にしている人なので、助けられているといいながらも、人を助けている機会も多いはずです。もちろんそれだけではなく、仕事の実績と信頼があってこそですが、目の色を変えて営業をしているのではなく、“人とのつながり”がまさに営業に変わる力になっているのでしょう。
どちらも動かないでいると得る機会がないもの。
自分の人生も、その2つに恵まれてきたことを思い出しました。
そういう機会を見逃さないためにも、以前のように動こう!
初めての人とも話す。
そのような場に参加する。
人と関わる。
人の力になる。
大切なのは、いやらしい気持ちではなく、フラットな気持ちでいること。そして人間力を磨こう!
人として「お願いしたい」とか「また一緒にやりましょう」と思ってもらえる何かが、芯の営業力なのかもしれません。
「営業をしたことがないし」と尻込みしている方に、少しでもその勇気を持ってもらいたいなと思ってまとめてみました。
私の住んでいる北海道もだいぶ春らしくなってきました。
ここで想いを新たにして、活動開始です!

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.35 講師 角一まり子

(2021.3.12掲載)

皆様、こんにちは
企業内整理収納マネージャー認定講師の 角一まり子 です。
今日は実際に現場「オフィスの片付け」を行った際に【絶対に必要だな!】と感じることを書きたいと思います。
家庭と違って、企業からの依頼は[ 担当者 ]が窓口となり、私達からの提案や今後のプランニング、実際の作業を[ 職場・社員の皆さま ]へ伝える…という流れが多くなります。
社員を巻き込むのは、通常の業務を止めてしまうことにもなるので、計画を立て、効率的に進める必要があります。
その条件下で、いかに社員の皆様の現状を把握するか? はとても重要なポイントとなります。
家庭同様、ヒアリング不足となれば、せっかく作業を進めても、実際に使う社員の皆さまには[整理収納の効果]が届きづらくなります。
そこで、最も効果的にヒアリングができるのは【アンケート】です。
企業内整理収納マネージャー協会のオリジナルワークブックには、アンケートのフォーマットがあります。
このアンケートは、時間・経済・コミュニケーション・セキュリティ・対外の5つの項目に分かれていて、レーダーチャートにすることで 社員=社内 の意識を 見える化 する事ができます。
実際に行ってみると、担当者の方が悩まれる内容と同じケースもあれば、社内ではさほど問題にしていない事を社員は困っている…という事が浮き彫りになります。
改善点が見え、意識の違いが分かることで、より効果的な解決策を提案することごできます。
作業を進めると、アレもコレも改善しなくては…となりますが、限られた時間の中で、求められる[整理収納の効果]を発揮するために陣頭指揮をとる整理収納マネージャーは、まずは[現状を把握する]ことで、問題点を洗い出し、その企業に必要な改善を行う事が、次の一歩を作るポイントになると実感します。
先日、IT関連のオフィスの整理収納を行なった際、担当者の方は「モノの管理ができていないから、みんなが使い辛い」とおっしゃっていました。
実際にアンケートを行うと、使い辛さよりも社員の皆さんは、管理の甘さからセキュリティ上の不安を持っている事が浮き彫りになりました。
ただ、見た目を整えるだけではなく、管理する体制・ルールが必要だと話し合うきっかけとなり、より踏み込んだ整理収納を行うことができました。
現場で作業を行う中で、企業内整理収納マネージャーがすべき事を基本に沿って行う。
基本を知るか?知らないか?は重要です。
この講座で学ぶ【 基本 】そして【 整理収納の効果 】を、これからもより多くの方に届けられたらと思います。

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.34 講師 笹田奈美子

(2021.2.27掲載)

こんにちは。1期講師、兵庫の笹田奈美子です。
今日は"難しそうと思う壁を取っ払う"アイデアについてお話ししたいと思います。
5S活動を実践中の企業様にお伺いした時のこと。休憩室に本棚があって、そこには生産管理や5S活動、カイゼンの本などが数種類並べてありました。「いろいろありますね~!」と言ったら、社長さんが
「私が買ったり読んだりした本を皆にも、って思って並べてみたのですが、誰も手に取らないんですよね。ハハハ・・・」とのこと。
なるほど、業務に役立ちそうな本ばかりですが、ちょっと難しそう(読むのに時間もかかりそう)という印象を受けました。
私も仕事をする上でこの本読んだ方がいいよね、とamazonでポチっと購入したものの、実はなかなか読めずそのままになっている本があります(苦笑)
哲学書や理論系の本はどうしても内容が難しく、読んでも「わからない・・・」って思ってしまうことも多くて😅
そういう自分の傾向を知ってから、難しそうな本はやめて、絵が多い本やマンガ版えを選ぶようにしています。絵が多いと頭の中でイメージがしやすいですし、「理解しなくちゃ💦」と気合いを入れなくても、すっと頭に入りやすく感じます。
ご紹介している本(左)は「たのしいおかたづけ」という題名の写真集です。並べてみました!というテーマで、左右にビフォーアフターの写真が載っているのですが、思わずクスッと笑ってしまうシーンもあったりします。
TOC(制約理論)の「ザ・ゴール」などは、コミック版も出ていますし、以前見たドラマでは、NHKで放送された「マチ工場のオンナ」(原作:町工場の娘 諏訪貴子 著)がとても面白かったです。
何かとっつきやすい資料から、職場改善のイメージをつかむのもいいかもしれないですね!

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.33 講師 岩佐弥生

(2021.2.12掲載)

「緊張をほぐす方法」
仕事でもプライベートでも、人前で話す機会はありますよね。
事前準備はばっちりしてきたのに、人前に立つと緊張して手や声が震えるという人も少なくありません。
また、目の前にいる人たちに何かを伝えたい場合は全体に目線を置くことは大事なポイントです。でも、目線を置くとなると余計緊張も増してしまいますよね。
私自身、場数は踏んでいるはずですが、今でも「緊張」とお世話になることがあります。
そこで、今日は ”人前に立った時の緊張に役立つ応急処置” をご紹介します。

■自分の話に「好意的な人」を見つけよう!
私は、人前に立った時にすぐに自分に対して好意的な人を探します。ここでの好意的な人とは、話をにこやかに聞いてくれたり、頷いてくれたり、真剣に聞いてくれる人。
にこやかに話を聞いてくれるだけで気持ちは徐々に落ち着いてきますし、ちゃんと耳を傾けてくれていると安心しますよね。自分の話に集中もできるというわけです。
私の場合、自己紹介時にざっくりと全員に目線を置きながら好意的な人を探していきますが、この時冒頭からにこやかに聞いてくれる人を見つけています。
見つかったら、喋りながら自分が一息つくようなタイミングで好意的な人と目線を合わせるのがおすすめです。個人的に文章でいう「句読点」の時に好意的な人と目線を合わせると、気持ちが落ち着く傾向があります。
この方法でご法度なのは、「好意的な人にだけしか目線を合わせない」こと。
好意的な人にだけ話をして下さいということではありません。無表情な方でも、全く目が合うことがなくても話は聞いてくれています。好意的な人を見つけるというのは、あくまでも「緊張をほぐす応急処置」。
全体に目線を置くことで、自分の言葉や気持ちは全員に伝わるものです。
今日はいつもよりも緊張している・・・そんな時はぜひ試してみてください。

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.32 講師 中山真由美

(2021.2.5掲載)

今回は、テキストの第4章「モチベーション管理する」についてお話しをしたいと思います。
この第4章ですが、整理収納を職場に導入する際に、とても大切な部分だと私自身強く感じています。
職場には整理収納の必要性や緊急性を感じていないメンバーが多かれ少なかれいます。
非協力的なメンバーが2割を占めることは珍しくなく、メンバーが一丸となって取り組むことが理想ですが、全員が一丸となって取り組むことが難しいとテキストには書いてありますよね。
この講座を受講して一番大きくうなずいたページでした。この話を聞くまでは、反対派がいると何となくわかっていました。その時の私の取り組みは、そういう方々に集中して整理収納を伝えればわかってもらえると勘違いし空回りして失敗することが多々あったのです。
きっと同じ思いをされていた方がいると思います。
非協力的な方々の言葉がひっかかり、せっかく職場に導入しようと試みても、導入する側の心が折れてしまって企画が流れてしまった・・・
整理収納作業の途中で終わってしまつた・・・
このような経験ありませんか?
では、私が今まで経験してきたお話を少しさせていただきますね。
上手くいかない理由のNO1は人間関係がほとんど。
正直、今私も、沢山失敗し沢山悩んできました。人間関係は様々な形で現れるので今でも悩み続けながら進めています。
しかし経験を重ねると少しずつ先の未来が見えてくるようになったのです。
では、私がいつも導入する際に2つの事を心掛けているのでお伝えします。
①『小さな事をコツコツ積み上げ、大きな成果を得る』
最初から、すぐに思ったような結果はでないということです。これは整理収納にかかわらず、どんなことでも言えるのではないでしょうか。最初から大きな成果を成し遂げられるのはほんのごくわずか。
はたから見たら、すぐに成果を出しているように見える方でさえ、時間をかけてコツコツと努力をされています。
整理収納導入のプロセスをいかに楽しみながら進めることが大切だといつも感じています。
②今できる事を、心を込めて丁寧に取り組むこと。
いろいろと悩んでいると、問題のことばかり考えてしまうけれど、問題にフォーカスする前に目の前にあるやるべきことを丁寧にこなしていると自然と解決策が見えてきます。
何事も丁寧に物事を進めることをオススメします。
相手を変えることはできません。しかし自分は変えられるのです。まずは自分の考え方、取り組み方を変えてみましょう。きっと想いは届くと思います。
コラムを読んでいる方の中で少しでも悩まれている方がいましたら是非参考にしてみてください。
コロナ禍でいろいろと大変だと思いますが、今できる事を未来のために進めていきましょう。

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.31 講師 中島亜季

(2021.1.22掲載)

~伝わらないラベリングは●●のせいだった~
モノの名前や注意事項を書いてラベル表示する「ラベリング」ですが、相手に伝わるようにすることが重要ですよね。
経営者の方々に研修の機会をいただいた際、興味深いお話を伺いました。
ビル清掃会社の経営者様の経験談です。
.............
従業員がすぐに現場へ向かえるように、事務所ではグルーピングを施し、当日翌日に持参する備品を管理できる準備をしていらっしゃいます。
その作業の際に、他の備品も整理整頓のために、モノ別にラベルを貼ったそうです。その物品のひとつにスクイージーがありました。
スクイージーとは、窓を水滴や汚れなどをあつめる窓の清掃用品の一種です。
その方は、収納箇所に『スクイージー』とラベルを貼って管理しようとしたわけですが、どうも、いつも同じ人、それも複数名が使ったモノを元に戻すことができなかったそうです。
「なんで散らかすねん!もとに戻せ!」(「なんで散らかすねん!直せや!」⇔関西弁)と口にする寸前
同じ業界からの転職組の40代男性が『かっぱぎ、どこにしまうんですか?』と、スクイージーを手に持って質問してきました。
「かっぱぎ????」
長年清掃業をしているものの、初めてきいた名前だったそうです。
実はスクイージーは、別名「水切りワイパー」「かっぱぎ」とも呼ばれる商品。
出身地が異なる従業員たちは、同じモノを見て別の名前を呼んでいることに今更気づいたとのこと。
北関東の方言で「掻き剥ぐ」との意味。品詞違いで「かっぱぐ」「かっぱぎ」との言葉もあるそうです。根こそぎかき集めるというイメージなのだそうです。
..............
そういえば、私も色々思い出しました。
関西人の私が幼い頃に自宅近くの公園で砂遊びしたときに使ったのは「スコップ」。
持ち手の長さをふくめてせいぜい30センチほどではないでしょうか。ショベルといえば、1メートルはある柄の長いモノです。
関西では。
あ、これもですね。
小学生が学校で使う水色の鍵盤ハーモニカ。
「ピアニカ」とお母さんがラベルを作ると「違う、鍵ハモって言うよ」と言われたそうです。
ピアニカはヤマハの登録商標のため、別メーカー商品を採用する学校も増え、学校現場では一般名称で呼ばれるようになりました。
「ピアニカ」というラベルは、「けんハモ」と作り直し貼り直し。小学生ですので、「鍵盤」という漢字は難しいですしね。
文字も大きく、見やすいUDフォントで作るようにとアドバイスいたしました。
ラベルを貼るときには、使う人がわかるように作成するのも大切なコツですね。
実はそのラベリング、方言などといった「一部の方にしか伝わらない言葉」になっていませんか?
地域と時代を感じるモノの呼び名のお話でした。
奈良県在住講師、中島亜季(なかじまあき)でした。
もちろん、講座では......
「モノを直す(関西弁)」ではなく、「モノをしまう」と共通語を使って説明しています(笑)

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.30 講師 余傳愛子

(2021.1.15掲載)

こんにちは。二期講師、福岡の余傳愛子です。
本日の福岡は快晴。
日中は桜が咲くころの気温まで上がるそうですが、また明日から寒くなるとのこと。
寒暖差も身体に響きますね。
毎年冬の季節。12月から2月ぐらいまでは、緊張感が漂う季節です。
講師業をしている以上、健康管理も重要な仕事。
特に講座日程が控えている時期は、絶対に風邪をひくわけにはいかない・・・という緊張感でドキドキしています。
そんな私が数年前から継続していることで、効果があるなと感じているのが、『朝うがい』です。
実践されている方もいらっしゃるかと思いますが、朝起きてすぐにうがいをする、ただそれだけ。
簡単なことですが風邪をひきにくくなり、咳が出ることも少なくなくなりました。
朝うがいの後は、白湯をゆっくりいただいて、胃を温めます。
そして寒さ対策には、足元に靴下+レッグウォーマー。
あまりたくさん着込むのは好きではないのですが、レッグウォーマーをプラスすると、足元からぽかぽか。
首・手首・足首の3首を温めると体が温まるとよく言いますが、特に足は冷えやすいため、
お洋服に響かない限りは、こっそりレッグウォーマーを仕込んでいます。
簡単ですが、誰にでもできることなので、良かったら試してみて下さいね。
適度な運動と、バランスの取れた食生活、質の良い睡眠。
健康習慣とは、ただただ当たり前のことを継続していくだけだと改めて感じた2020年。
今年も当たり前のことを継続しながら、元気に講座をお届けしていきたいと思います。
皆様の健康習慣もぜひ教えて下さいね!

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.29 講師 渡部夏代

(2021.1.8掲載)

皆様、こんにちは。2期講師、札幌の渡部夏代です。
早いもので新年になってもう1週間ですね!
気温の低い毎日が続いております。北海道も順調に寒いです(笑)
今回はオノマトペの魅力と効果についてのお話をさせていただきます。

【今日の空模様】
「雪がしんしんと降っている」
雪が降る地域にお住まいの方なら、この文章を見聞きした時に思い浮かぶ景色があるのではないかと思います。
「雨がしとしと降っている」
こちらはどうでしょう。
雨が静かに降っている景色ですよね。
どちらも天気としての現象はもちろんのこと、その言葉を使った人の心の内までもが感じられるような情緒ある表現です。

【オノマトペとは】
「さまざまな状態や動きなどを音で表現した言葉」とあります。(新語時事用語辞典より抜粋)
オノマトペはフランス語ですが、語源は古代ギリシャ語で「言葉を作る」という意味があるのだそうです。
日本語はオノマトペが多い言語です。韓国に次いで世界で2番目だそうです。
雨が「しとしと」降る、「ザーザー」降る
風が「そよそよ」吹く、「ビュービュー」吹く
「しくしく」泣く、「わんわん」泣く
「くすくす」笑う、「ゲラゲラ」笑う
日本のオノマトペには、音を伴わない、様子や心情を表す語も多くあります。
「ニヤニヤ」笑う、これは先ほどの「くすくす」とは違う意味合いになります。
他にも、
「ふらふら」歩く、「てくてく」歩く、「そろりそろり」
「せっせと」片づける、「てきぱき」片づける、「ちょこちょこ」片づける
キリがないほどたくさんありますね。
どれも普段何気なく見聞きしていますが、よくよく考えるとうまいこと表現している言葉だなとつくづく思います。

【オノマトペを使うと伝わりやすくなる】
「ちくちく」痛む?「ずきずき」痛む?
「ふわっふわ」のパン、「もっちもち」のパン
「ガリガリ君」は秀逸な商品名ですよね。
「ジワる」(ジワジワ笑いがこみ上げてくる)なんていう言葉も派生しました。
さらにオノマトペには、繰り返し系と〇っ〇り系などに分かれたり変化したりもします。
「もちもち」~「もっちり」
「どきどき」~「どっきり」
・・とすると私たちが非常によく使う「すっきり」を繰り返し系で表すと「すきすき(空き空き)」なのかしら?
オノマトペ、身近だけどが奥が深そうな世界です。

【ファイリングに出てきたオノマトペ】
整理収納マネージャー協会にはファイリングアドバイザー認定講座があります。
私がこの講座を代表の丸山理事から受講した時、冒頭でオノマトペが2つ出てきました。
その言葉はどちらも、職場で書類が溢れる光景、それがまざまざと目に浮かぶものでした。
そして「これはもう、書類の整理をやるきゃないでしょ!」とダイレクトに心に入ってくる言葉だったのです。
非常に印象的で、その後続く講義をワクワクしながら臨んだのをよく覚えております。
そして今、自分がお伝えする時にもそのオノマトペを使わせてもらっております。

【意識付けのオノマトペ】
スポーツ選手が試合前に「シャー!」とか「サー!」と掛け声をする場面があります。
「アチョ~」もありますね(笑)
気合を入れる効果があるのだそうです。
何かする前に声を出すと一本筋が通る感覚もありますし、声を出すことでほど良い抜け感も起こります。

【オノマトペのススメ】
このコラムをお読みくださっている皆様にも、「そういえば私がよく使うオノマトペに〇〇があるわ」というものがたくさんあると思います。
整理収納マネージャーとして企業コンサルやセミナーで「相手に伝える」という場面になった時、印象を残す効果、自らの気合を入れる効果として、オノマトペを使ってみてはいかがでしょうか?

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.28 講師 西口理恵子

(2021.1.1掲載)

新年 あけましておめでとうございます。講師の西口理恵子です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年始のコラムということで、私の2021年の抱負をお伝えさせて下さい。
「1日6時間×週4日労働」
数字を入れるのは私の癖です…好きなんです、数字(笑)。
きっかけは、北欧のスウェーデンでは様々な職場で6時間勤務を導入していて、現地のトヨタ関連会社では導入後17年が経過している、という記事を読んだこと。
導入後、ストレス軽減・従業員の仕事の質が劇的に向上・離職率が低下・人材獲得に好影響があったそうです。
また、日本でも「ZOZOTOWN」で有名なスタートトゥデイが、6時間勤務で帰宅できる制度「ろくじろう」を実施。
午前9時から午後3時まで、昼休憩なしで6時間を集中して働くことで、8時間分の報酬を得ることができるという、夢のような制度です。
この導入により、無駄な資料作成やミーティングが減り、従業員の間での本質的な会話が増えたそうです。
これらの記事を読んだとき、私の集中時間はどのくらいかを考えたのです。そうすると、せいぜい2時間×2回、1時間×2回までだと。
それならば、午前9時から午後4時まで、1時間休憩を入れて6時間集中し、それ以外は原則仕事をしない、をやってみようと思っています。
子供のバスのお迎えが午後4時10分なので、この時間がちょうど良いのも理由です。
週4日労働としたのは、主人の会社が原則水・土・日定休のため、水曜は主人と時間を共有する日としたいためです。
もちろん例外はありますが、原則を決めておくと予定が立ちやすいかなと。
有名な話をご紹介します。私は起業してからこの話を目にし、「足るを知る」心のゆとりについて考えることができました。
皆様のご参考になれば幸いです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「漁師とビジネスマン」
むかしむかしある所に、あるビジネスマンがいました。
ある日の事、そのビジネスマンがブラジルの小さな漁村の砂浜で腰掛けていますと、漁師が小さな船に乗り魚を捕まえているのが見えました。
漁師は大きな魚をいくつか釣り上げ、浜に帰ってきました。
ビジネスマンは驚き、その漁師に聞きました。
「それだけの魚を捕るのに、どれぐらい時間が掛かるのかね?」
漁師は答えました。
「いや、何、それほど掛からないさ」
「何故きみはもっと長い時間海に出て、もっとたくさん魚を捕らないのかね?」
とビジネスマンは驚き、漁師に聞きました。
「何故って、だってこれだけあれば、家族を養うのに十分だからだよ」
「残りの時間を君はいったい何をして過ごしているんだい?
「そうだね、私はいつも朝早くに起きて、それで漁に行き魚を何匹か捕ります。その後は家に帰って子供達と遊んでやります。
そして昼には妻と一緒に昼寝をして、夕方には村の衆と酒を飲んでいます。私達はギターを弾き歌い、夜通し踊るのです」
それを聞き、ビジネマンはその漁師に進言をする事にした。
「私は経営管理のマネージャーをやっています。私はあなたを成功へと導く手助けができます!
・・・・これから、あなたにはもっと長い時間海で漁をするようアドバイスします。そうすると、今よりも水揚げ量が上がります。
そして、その売上金であなたは大きい船を購入するのです。
大きい船があると、更に水揚げ量が上がり、その売上金で漁船をたくさん購入する事が出来るでしょう。
あなたは会社を設立し、缶詰工場を作り、独自の販売ルートで売り上げを拡張する事が出来るのです。
その頃には、あなたはこの小さな漁村からサンパウロへと移り住み本社ビルを都内に建てる事が出来るでしょう!」
「・・・・・それで、その後は?」
「その後、あなたには王様のような暮らしが待っているのですよ!株式に上場すれば、あなたは大金持ちになるんですから!」
「・・・・・それで、その後は?」
「その後あなたは引退をして小さな漁村に移り住み、朝早くに起きて漁に行き魚を何匹か捕り、
その後は家に帰って子供達と遊び、そして昼には妻と一緒に昼寝をして、夕方には村の衆と酒を飲み、ギターを弾き歌い、夜通し踊るのです!」
それを聞き漁師は怪訝な顔してビジネスマンに言った。
「・・・今、まさに私はそのような生活をしているのだが。」
(記事の出典:Paulo Coelho’s Blog
翻訳:ケン・クレーン)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
私もこの漁師のように、足るを知り、大切な時間を大切にできますように。
そして、皆様の抱負も叶うようお祈りして、このコラムを終わりたいと思います。
お互い、よい2021年になりますように!

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.27 講師 近川樹美恵

(2020.12.25掲載)

コラムで何の話が聞きたいですか?と質問をすると、「どうやって営業しているのか知りたいです。」とお答えしてもらったことがあります。
ピンポイントなお答えではないかもしれませんが、今日は【営業時に使う名刺について】書きたいと思います。
最近、名刺管理はデジタル化が進んでいますが、たまにそれを前提として作られていない名刺に出会うことがあります。恥ずかしながら私の自作の名刺もそうでした。
気を付けたいのが、《名刺のレイアウトやフォント》です。
優秀なアプリは、ある程度理解してくれ問題ありませんが、その範囲を超えたものは、役職名や肩書が逆になる、せっかく載せている肩書が図形として認識され反映されないなどあります。
手軽であったデジタル管理なのに、名刺を読み込んだ後に編集を施す必要があると、お相手の方の労力、時間、精神的負担をかけさせる結果となることもあります。
ですから、レイアウト・フォントの知識を得たうえで自作する、その道のプロにお任せすることが、相手を思いやることも繋がります。
また、名刺だけのことではありませんが知りたい情報を盛り込む意識を持つことも大切です。(起業セミナーで話しているワンポイントを知りたい方はメッセージください)
これは自分が何事も不便なく受け止めるタイプであれば気が付きにくいこともありますが、一緒に仕事をしたいと思ってもらえる1つの要素になります。
どんな相手だと仕事を任せたいと思うでしょう。どんなことをしていると仕事を任せたいと思うでしょう。
仕事がうまくいっている方を見ていると、努力やアイデアもさることながら、行動力と決断力の素早さが素晴らしいなと感じています。例えば「はい!やってみましょう!」「はい!是非お願いします」即座に言われると嬉しいものです。
営業方法。。。。深く考えて動けないでいる方は、まずこのようなことから意識してみてはいかがでしょうか。

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.26 講師 角一まり子

(2020.12.18掲載)

2020年は誰もが経験した事のない、目に見えないウィルスとの戦いの年となりました。
世界中が感染拡大の恐怖の中、各国リーダーの方針によってロックダウンや経済優先など対応は様々となりました。
第3波の今、難しい決断を迫られていますが…
企業も常に方針を決め、社員はそれに従い進んでいきます。
環境整備、社内の効率化を求めて動き出す時に【方針】を決めるだけで結果は出るのでしょうか?
/// ファシリテーター ///
企業内整理収納マネージャー講座の目的に
※ 組織内の整理収納ファシリテーターとしてどれだけメンバーに気づきを与えられるかを訓練する
※ 整理収納のスキルをファシリテイトするプロセスを学ぶ
とあります。
講座内に出てくる Facil の語源は Easy 簡単に という事が示すように、簡単で誰でもできるように促すことをファシリテーターといい、企業内マネージャーがその役目を担います。
強制や難しいルールで縛ることではないのです。
/// 理想の押し付け ///
素晴らしい未来を描いても、実際に携わる人にとって、負担や手間が掛かることは長く続けることが難しくなります。
理想を実現するためには、実行する人の目線で進める必要があります。
/// ヒアリング力 ///
実行するために必要な目標を決めるために、まずは【現状を知る】。
聞き出すスキルが高ければ、目標がより現実的で結果へと繋げやすくなります。
【的を得た質問】と言いますが、聞くポイントを押さえることもヒアリング力となります。
/// 欲しいのは 続ける事 で得る結果 ///
見た目を整え、一過的に改善しても、維持できなければ 結果も一過的。
欲しいのは習慣となり、当たり前に結果を出し続けることです。
その為には、続けられる簡単で誰もが維持できる仕組みが必要です。
その手段を企業内整理収納マネージャー講座のファシリテイトステップが、明確かつ簡潔に示しています。
急激に働き方が多様化し、テレワークやフレキシブルな環境の変化に対応苦慮している企業も多くあります。
正解が見えない今だからこそ、強く生き残れる企業であり続けるために、社員が 【ハタラキヤスク】当たり前に守れるルールの下で環境を整える必要があるな…と実感します。
ますます、企業内整理収納マネージャーのスキルが求められているなと!
2021年、この資格を持った事で活動の場が広がるように、全ての企業の役に立てることを願っています!

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.25 講師 笹田奈美子

(2020.12.4掲載)

師走に入り、今年2020年も残り1ヶ月を切りました。例年だと、大掃除・クリスマス・お正月準備と慌ただしくも楽しいイベント満載のこの時期ですが、今年は新型コロナウイルス第3波でこれまでとは大きく様子が違う12月のスタートとなりました。
「ニューノーマル」
この言葉をご存じでしょうか。ニューノーマルとは「新たな常態・常識」「新常態」などと訳されます。何か大きな変化が起こって、これまでの常識が常識ではない状況になること、いわゆる時代の転換期のことを言います。
今回の新型コロナウイルスは3度目のニューノーマル時代と言われていて、過去1度目は1990年頃のインターネット普及、2度目は2008年頃のリーマンショックです。今回の変革では、皆さんもご存じのとおり"テレワーク"、"IT導入"などがキーワードです。でも単に機器を導入して自宅勤務しただけでは、企業の存続発展は見込めない。それどころか「家でも仕事できるんだったら、会社に行かなくても自分一人で仕事をすればいいんじゃないか?」と思う従業員も出てきて、優秀な人材が離れていく可能性も否定できないわけです。
では、これからのニューノーマルとして、本当に必要なことは何でしょう?
私は「中身」だと思います。
ちょっと分かりにくいので言い換えると、仕事のアイデア、活動の意味、目標、その先にある何のために働くか、というような「私たちそれぞれが頭で考えていかないといけない」内容です。
テレワークやIT導入は単なる『手段』にすぎません。
・何が問題でIT化を測るのか?
・ペーパーレスの先にどんな効果を期待するのか?
機械(AI)に任せる前に指令を出すのは、私達です。今大きな変革期にいるからこそ、自社に当てはめて、一度じっくり話す場をもってみてはいかかでしょうか?これからの5S活動や働き方を考える意味でも、大きな意味合いを持つ時間になると思いますよ。

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.24 講師 中山真由美

(2020.11.27掲載)

コロナ第三波が押し寄せていますが皆さまいかがお過ごしでしょうか?
一人一人コロナ予防をして、良質な睡眠、健康的な食生活で免疫を上げてお過ごしください。
さて今回のコラムでは、意外と知られていない「ファイル」と「ファイリング」の違いについてご紹介します。
私は、ファイリングアドバイザー認定講師でもありますが、私の講座の冒頭で必ずこの言葉の意味の違いをお伝えするほど重要だと感じています。
例えば、上司から「この書類ファイルしておいて」と言われるのと「この書類ファイリングしておいて」と言われるのでは、大きく意味が違ってきます。
ぜひ「ファイル」と「ファイリング」の意味の違いを覚えておいてください。
「ファイル」
分類などをあまりせず、目の前にある書類をクリアケースやリングフアィルなどに入れて綴じこんでいるだけのこと。
「ファイリング」
書類が作られてから捨てるまでの流れを考えて、誰でも取り出しやすく捨てやすいようにまとめること。
この2つの言葉の意味は、まったく違うのがわかりますね。
以前の私は、書類を整理する上でこれら2つの言葉の意味を理解していませんでした。そのせいで家や会社の中で書類が溢れていたのだと、やっと理解する事ができました。
私がしていたことは「ファイル」だったのです。整理していたつもりでも、ただ綴じこむだけの行為をずっとしていました。
今では、きちんとファイリングを理解して、それを実践することで劇的に書類が見つけやすくなりました。
皆さんは、ファイリングをしていますか?ファイルをしていますか?今一度考えてみてくださいね。
年末に向けて書類の整理収納を楽しく進めていきましょう!

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.23 講師 岩佐弥生

(2020.11.24掲載)

「リモートワークの変化でも変わらないこと」
皆さま、三連休はいかがお過ごしでしたでしょうか?
今週も話し方のコラムを・・・と思っていたのですが今回は違う内容です。
先日、整理収納フェスティバル2020が開催され、今年はオンライン開催でした。
整理収納マネージャー協会では、講師陣によるトークショーも開催され、多くの方々にお越しいただき感謝しております!
さて、そのトークショーでとても印象に残った言葉がありました。
古堅純子先生のトークです。
コロナ禍でリモートワークになったり、皆さんの働き方にも変化があったのではないでしょうか?
トークショーではその話でも盛り上がりました。
そんななか、ふと「働き方が変わった中で、逆に変わらないことって何だろう・・・?」と思ったのです。
その時、古堅さんが、
「結局、人と人なんだよ。それは変わらない!人間力が大事。」
という話をされました。
初心に戻った気がしました。
そうなんですよね。
・家庭と企業、どちらの整理収納だろうと、
・どんなに働き方が変わっても、
・リモートワークになっても、
「人と人との繋がり」は変わらないのです。
働き方が変わってきた今、私は今後どう変わっていったらいいのだろう?と、そればかり考えていました。
変化に対応していくことは大事です。
でも、全ては「人間力」があってこそ。
そこを忘れてはいけないことを改めて教えてもらった気がします。
これまで深く意識したことがなかったのですが、普段の暮らしの中でも ”人間力” を意識していきたいと思います。

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.22 講師 中島亜季

(2020.11.13掲載)

今回は、英語・中国語で5Sをどのように翻訳しているのか、職場を盛り上げる豆知識をお伝えいたします。
海外工場・企業でも採用する5S。Seiriは日本語だし.....どう伝えているか気になるところです。
ご存じの通り、5Sとは、日本語の頭文字
整理(Seiri)・整頓(Seiton)・清掃(Seisou)・清潔(Seiketsu)・躾(Shitsuke)です。
では、海外で5Sを実践する際には、他言語ではどのように翻訳されていくのでしょうか?
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【例えば、英語の場合】
整理:Sort
整頓:Set in Order
清掃:Shine
清潔(標準化):Standardize(整理整頓清掃の3つを使い、エリアを標準化させる)
躾(維持):Sustain (正しい手順を習慣化する)
す。
• Sort: Determine what is appropriate or necessary, and discard everything that is not.
• Set in Order: Organize and arrange the appropriate items so that they are easy to access, use and return to their proper place.
• Shine: Keep the work area clean for safety, maintenance and inspection.
• Standardize: Apply the first three steps to achieve a standardized work area.
• Sustain: Put procedures in place to ensure the continuation of correct practices.
【例えば、簡体字の場合】
中国本土、シンガポール、マレーシアなどで使われる
「簡体字」では、5S
整理・整頓・清扫・清洁・素養 です。
躾は…素養=リテラシー。
ふむふむ…なるほど。
「躾」とは仏教用語の「習気(じつけ)=習慣性」がルーツ。
習気:善悪の判断が自然に身についている様子を指し、小笠原礼法(武家礼式)により「躾」という文字に統一されたということです。
https://www.jnsa.org/jnsapress/vol41/JNSA_Press_No41.pdf
(出典元より一部加筆修正)
(和訳も一部加筆修正)
ですので、個人的に
素養=リテラシーとあてたことはしっくりくるように感じました。
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「定義」を別の言語に翻訳するためには、ただ言葉をそのまま訳すのでは無理があります。
前提には「本質理解」があるのですね。
あなたの会社で使っている用語のひとつ
「整理」
ぜひ、今一度「整理ってなに?誰がするの?」と振り返る機会を作ってみてくださいね。
そして、「5Sって英語でなんて言うか知ってる?」
微笑みながら職場の話題にして盛り上がってくださいね。

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.21 講師 余傳愛子

(2020.11.6掲載)

少し前のことになりますが、私の住む福岡市では、9月末で市に提出する申請書などおおよそ4700種類のうち、およそ3800種類についてハンコレス化を完了したというニュースが出ていました。
政府はこうした事例を研究し、自治体向けマニュアルを作成し配布する方針で動いているようです。
では、なぜ福岡市で脱ハンコが実現できたのでしょうか?
福岡市総務企画局行政部総務課に聞いたところ、『担当部署ごとに、本当に押印が必要かどうか丁寧に見直しを積み重ねた、ただそれだけです』という回答が出てきたそうです。
「脱ハンコ自治体でも加速」、『日本経済新聞』、2020年11月2日夕刊P1
現場で慣習となっていた押印が本当に必要かどうかを検討し、廃止する決断をしていく。
不要な業務をやめ、やり方を改善していくことは、仕事をしていく上で当たり前のことのように思いますが、何かきっかけがない限り後回しになってしまいがちです。
皆さまの周りにも当たり前と思っていた○○、本当に必要かと考えてみると改善につながる事例がないでしょうか。
・収納位置を見直すだけで、日々の歩行ロスを減少
・収納場所にルールを作るだけで、モノを探す時間が短縮
・大事にとっておいた大量の紙の資料をPDF化することで、収納スペースの大幅な削減
整理収納の面だけでもこのような事例が思いつきます。
ハンコレスのような大きな取り組みでなくてもこのような事例を参考に、業務の見直しを継続していくことが、大きな業務改善に繋がり、働きやすい組織を作っていくのではないでしょうか。
年末に向けて、業務の見直しの参考になれば幸いです。
日増しに寒さも募る今日この頃ですね。
皆さまどうぞご自愛下さい。

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.20 講師 西口理恵子

(2020.10.30掲載)

皆様、こんにちは!気持ちの良い秋、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
今回のコラムは、女性の働き方についてお伝えしたいと思います。
私は11年前の29歳に起業し今に至りますが、その働き方を変えた第一の理由は「子供を産むため」でした。
26歳で結婚した時、新築マンション営業をしていました。休日はほぼ水曜日のみ。
毎日、早く終わっても20時で、新規物件のオープン前など、遅いときは日をまたぐこともありました。
このままだと、もし子供ができても、迎えに行く21時までは園に預けられないですし、預けられる園が見つかったとしてもほとんど子供に会えない日々になる・・・。
私の会社は女性営業職の出産前例がなかったため、暗黙の了解で辞めざるを得ない雰囲気でした。
仕事内容はやりがいがあり大変満足していたのですが、ずっと続けるわけにいかないと腰を上げ、在職中に取得したインテリアコーディネーターと整理収納アドバイザーで起業することを決意。
辞める前は、500円ハゲができたほど(本当です・笑)大変苦労しましたが、約1年かけて収納作業の下積みをし、スタートしました。
おかげさまで11年経ち、その間に2人の子供に恵まれ、今は仕事5:プライベート5のバランスで働いています。
あの時「愛した仕事を手放す」決断をしたことは、今の整理収納の「モノを手放す」にもつながっている気がします。
今、「一億総活躍の社会の実現」と政府が言っている通り、様々な働き方ができるように企業が変わってきています。
企業内整理収納マネージャー講座では、5Sは「ハタラキヤスク」する活動とお伝えしていますが、様々な人がハタラキヤスクなるよう、モノだけでなく、思考もスッキリ気持ちよく整えたいですね。
写真は、息子と初めて取材に応じたとき。記念にデータをいただいたんです。「自分らしく働く」と心に決めた時の、大切な思い出です。

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.19 講師 渡部夏代

(2020.10.23掲載)

本日から整理収納フェスティバルが開催されています!
今回は初のオンライン開催です。
整理収納マネージャー協会ではアドバイザーマルシェの出展を行っております。
みなさまにご受講いただいた企業内整理収納マネージャー講座の説明会、新資格ファイリングアドバイザー講座のご紹介、講師陣のトークショーなど、たくさんの楽しいの催しがあります!
みなさんのご参加をぜひお待ちしております。
さて、本日のコラムのテーマは「褒めるカード」「感謝するカード」です。
その人の良いところ・感謝する気持ちをカードにして発行するという取り組みを行っている企業様の事例を2つご紹介いたします。
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●褒めるカード
職場の中のリーダーの立場の人がメンバーの良いところをA6くらいの大きさのカードに書きます。
そしてそのカードをフロアに貼り出して、みんなが見ることができるようにします。
「〇〇さんは、いつも笑顔で挨拶します」
「〇〇さんは、今月はミスがゼロでした」
「〇〇さんは、丁寧な言葉遣いです」
などなど。
褒めてもらった人は、自分でも気付いていない長所だったりすることもあるようです。
リーダーが自分のことをこういう風に評価していてくれているんだと知ると、モチベーションに繋がるようです。
また、リーダーはそのカードを書くためには、相手の良いところを知っていなければなりませんので、日頃からよく観察する必要があります。
これはリーダーに求められることですね。
チーム内の信頼感も増します。
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●感謝するカード
こちらはカードを書く人、もらう人、どちらも決まりはありません。
仕事中に感謝する出来事があった時に、それをカードに書いて相手に渡します。
「〇〇さん、教えてくれてありがとう」
「〇〇さん、手伝ってくれてありがとう」
「〇〇さん、フォローしてくれてありがとう」
さらにカードの発行枚数と獲得枚数をそれぞれカウントして、枚数の多い上位者には金一封出すのだそうです。
しかも、それなりの金額だとか。なのでみなさんとても張り切るのだそうです。
ありがとうと感謝する習慣も素敵ですよね。
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●ポイントは「見える形で」
人って、褒める・褒めてもらう、感謝する・感謝されると嬉しいものです。
そして、声を掛け合うだけではなくて、「カードを発行する」という見える形で行うことがミソです。
小さなカードに簡単に短くまとめた内容を書くだけ。これだと続けやすいです。
ポジティブな気持ちは、より高いパフォーマンスを発揮しやすくなるのは周知の事実です。
どちらの取り組みも、職場を良い雰囲気にして活性化させるには有効です。
みなさんの職場、あるいは訪問なさっている企業さんに、そういった取り組みを行っているケースがありましたらぜひ教えてくださいね!

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.18 講師 近川樹美恵

(2020.10.9掲載)

皆さまこんにちは。全国的にも最高気温が20度を下回る日も出てきて、肌寒さを感じていると思いますがいかがお過ごしですが?本日のコラムは、最高気温17度最低気温6度の札幌から近川が発信させていただきます。
さて今回は、皆が意識をすべき【香害】をテーマに考えてみました。
最近SNSだけではなく、新聞などでも取り上げられてようやく認知されてきた気がしますが、皆さんは香害についてどう思われますか?
Wikipediaによると2000年代半ば頃から香りの強い柔軟剤が普及したことにより、[国民生活センター]の全国消費生活情報ネットワークシステムや[日本消費者連盟]に苦情が多く寄せられるようになったようです。
香害となりうる商品を使っている本人ではないのに、近く、または同じ空間に過ごす人までもが化学物質過敏症になってしまう。香りに含まれる化学物質が、めまいや吐き気、思考力の低下を引き起こしてしまうのです。
[カナダ]の[ハリファックス]では早々と2000年には香水禁止条例が施行されております。
日本では、[大阪府][大阪狭山市]、大阪府[阪南市]、広島県[海田町]、岐阜県[岐阜市]などが、香料自粛のお願いの取り組みをしているそうですが、健康被害が出続ける以上は、もっと全国へ自粛への取り組みが広がり人体への被害を最小限に留めたいものです。(現在はもっと取り組んでいるところも多く、たまたま北海道の釧路市のHPを閲覧したら香害について記載されているページがありました。)
そのためには私たち一個人も、そのことを念頭に置いて行動することが大切です。
これは職場のより良い環境作りにも欠かせない知識ですし、それを自ら行っていることにより説得力も増します。
今、世の中で行っている変化や問題を軽視せずに真剣に考え向き合うことで、より良いお仕事をしていきましょう♪
それでは良い1日を♪そして良い週末をお過ごしくださいませ。

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.17 講師 笹田奈美子

(2020.9.18掲載)

私の住む兵庫県は本日は雨模様です。雨が降る毎に気温が涼しくなり、秋が一歩ずつ近づいてくるのを感じますね。
さて、今回は少人数(4名)の企業様での5S取組み事例をご紹介したいと思います。
きっかけは、社長の奥様(兼事務員)からご相談を受けたことです。
昨年から複数のショッピングサイトで通販事業をスタートされたそうですが、事務所の中が在庫の山になっていて、今のうちに片付けてスッキリしたオフィスにしたい・・・という事でした。
...
実際にオフィス兼倉庫へ赴き現場を見せて頂いたところ、かなり広いワンフロアで、従業員の人数よりもデスクの数が多いくらいの社内。ですが、在庫置き場が曖昧でフロアの端に商品在庫のダンボールが高く積み上げられているという状況でした。
社長にお話しを聞いたところ、5Sの本は読んでいて気にはなっているが、どうしたらいいのかな、今すごく困っているということはないのだけど・・・と。(←事務の奥様が言われてた危機感とは、また違う感じでした)そこから、もう少し詳しくお話を聞き問題点を整理していくと、パートさんたちはどう思ってるんだろうね、という話の展開に。
結果、まず5Sに関する基本的な社内研修を全員でやろうという流れになり、その後今のオフィスの問題点を洗い出して、できる所から取組みをスタートされることになりました。
少人数の企業だから自然に意識統一が図れるか?というと、決してそういう訳ではありません。また非正規雇用だとなおさら全員が集まって話をする時間もないんですよね。
「あえて、集まり・話し合う時間をつくる」
これが職場で整理収納をスタートする時にはとても大事になってくることだと思います。
明日からは4連休って方も多いのではないでしょうか。どうぞ体調に気をつけられ、元気に週末をお過ごし下さいね。

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.16 講師 岩佐弥生

(2020.9.11掲載)

人前に出て話すあなたへ_第2回目

前回、喋り方一つで「印象」や「説得力」が大きく左右するという話をしました。喋りの仕事で培った、人前で話す時の心がけや話し方などを数回に分けてご紹介しています。

今回のテーマ「聞き手を惹きつける!話し方」
プレゼン上手の人たちの話し方に共通するのが「緩急」です。
話をする時に単調なスピードでずっと話をしていると、聞き手は飽きてしまいます。相手は眠くなってしまったり、何を伝えたかったのか?どこが重要だったのか結局分からなかった、聞いていて疲れた・・・ということが起こるのです。
そこで、下記の3つを使い分ければ、聞き手をグッと惹きつけることができます。
●通常は「普段自分が喋っているスピード」
ここを平均とします。普段自分が喋っているスピードで話します。
●重要な話やワードを話す時は「ゆっくり」
ここが重要です!すごく伝えたいことや頭に入れて欲しい重要なワードはゆっくり話します。この緩急で、聞き手は「ここは大事な部分だ」と自然に感じることができるのです。私はこの時、少しだけ喋るボリュームを上げたりする場合もあります。
●余談などは「少し早め」 軽く聞き流してくれればいい話の時は、少し早目でもOK。重要な話の「ゆっくり」が引き立ちます。 最初は意識しながらになりますが、徐々に自然と身についてくるようになるのでぜひ!お試し くださいね。

緩急以外の惹きつけ方もあるので、それはまた次回に・・・。

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.15 講師 中山真由美

(2020.9.4掲載)

整理収納マネージャー協会の講師の方々のコラムは、毎週参考になる内容ばかりで毎回楽しみにしている反面・・・
私自身コラムが苦手なので、講師の方々がコラムをアップされる度にドキドキしている自分がいます。
さて、気を取り直して!
今回はテキストに記載されている『リーダー』『マネージャー』『ファシリテーター』それぞれの意味について。
皆さんは、ご存じでしょうか?
以外と知られていない言葉の意味や役割についてご紹介致します。
『リーダーとは』
自らが先頭に立ち進むべき方向に向かって突き進む存在のこと。皆を同じ想いにまとめる役割。
『マネージャーとは』
メンバー一人ひとりのパフォーマンスを最大限発揮できるようにサポートし評価・フィードバックするのがマネージャーの役割
『ファシリテーターとは』
人々の活動が容易にできるよう支援し、うまく事が運ぶように舵取りする役割
実は、上記3つの役割は、職場に整理収納を導入する為だけに必要な役割ではなく組織を活性化する為には、必ず必要な役割です。
この言葉の意味を把握することで、企業内整理収納マネージャーの内容が更に深く理解できるのではないでしょうか。
受講後、テキストを読み返していない方は、このタイミングでもう一度テキストを読み返してみてくださいね。
きっと新しい気付きがあると思います。

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.14 講師 中島亜季

(2020.8.28掲載)

実は教育現場歴25年、日々小中高校生を指導する立場であり、整理収納事業にも携わっています。それが「亜季さんの説教部屋」といわれる所以?
※詳しくは先日のトークライブのアーカイブをどうぞ!
コラム2周目は 「定性的目標」の使い方についてです。
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【定性的目標の効果、活用の工夫】
「具体的数値を使う」ことは、目標を立てる上でも重要。講座の中でも取り上げ学ぶところですね。
『数値的(定量的)目標』
・定量的(数値で表現できる)
・相対評価
・誰にもわかりやすい
・進捗を確認しやすい
・(短期中期長期など)目標全般に向く
大事なことは、(抽象的ではなく)「曖昧(ぼんやり)」さを避けること。
『定性的目標』
・状態やイメージを表現可能
・こうなりたい、こうありたい
・長期的目標に向く
→長期的目標というマイルストーンの先には「企業理念」(企業としての価値観、使命、判断基準、文化など)があります。
「定性的な目標」は絶対評価であり主観的な点があります。たしかに「ワクワクする職場」では各々のイメージが異なったり、程度に違いが生じたりします。ただ、コミュニティのあり方、心構え、姿勢、ブランドイメージなど、大切な要素も多くあります。
例えば、「職場でのワクワク」といった精神的メリットをもっと社内に伝えたい。数値では測りづらいという課題をどのようにクリアすればいいのでしょうか?
職場でのワクワクに関する定量データ、根拠となる数値を集めるのもポイントです。(成約率や残業時間といった数値)
その他にも「検証方法でひと工夫する」こんな方法はいかがでしょうか。
環境整備のbefore afterを10段階中の数値で表して、変化を確認する「選択方式・段階評価点方式」にしてみませんか?
このような表現にも有効な手段です。
「ヤバい」
「ちょーヤバい」
「マジでヤバい」
これらだって点数化すればいいわけです。
もしかしたら、「ちょーヤバい」は、そんなにヤバくないかもしれませんし、
「ヤバい」はプラスとマイナスがあるかもしれませんね(笑)
主観的数値ではあるものの、変化は参考になります。自己認識の変化がつかみやすいため、環境整備への納得度にも繋がります。ぜひやってみてください。
自由記述で、
「5.5点」「10万点」
ツッコミどころ満載な回答にならないように設問を工夫しておきましょう。
集計者自身の「こうあって欲しい」「環境整備をしたんだから、こうなっているだろう」という思い込みによる歪みを発生させないように気をつけましょう。
最後に。家庭教師先の小学生男児の色鉛筆の管理に定位置管理を感じたのでシェアします。
それでも無くす小学生(かわいい)

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.13 講師 余傳愛子

(2020.7.30掲載)

2週目のコラム、今回は講座の中でお伝えしている事例のご紹介です。(私の講座をご受講頂けた方は、2回目になり失礼致します)
昨年お伺いしていた、2つの診療所を経営する訪問看護クリニックの事例です。
コンサルティングご依頼経緯は、診療所内に使用していない薬剤が溢れ、棚卸しや管理者の負担が大きいということでした。
確かに、あちこちに使用している薬剤と使用していない薬剤が混在し、発注管理者はかなり時間がかかっています。
使用していない薬剤はロットで購入の為、開封していないものも返品は不可。
高額な為、すぐに廃棄できず、他の患者様へ処方されるのを待ちながら保管されています。
流動在庫のはずが不動在庫となり、最終的には使用期限が来て、7割は処分しているとのことでした。
ヒアリングを重ねたところ、2つの診療所を経営しているが薬剤の余りに困っているのは、1つのみ。なぜかもう1つはほとんど余っていません。
さらに掘り下げていくと、薬剤が余る診療所は非常勤の先生が多く、在庫の薬剤の把握があまりできないまま、処方されていることが多いということに気づき、処方の仕方の見直しも含めたコンサルティングとなりました。
講座の中のファシリテイトステップ1、現状把握では、『どんなモノが多いのか?』というところから、適正量を見直し、『どうしてモノが増えたのか?散らかる原因を探る』からは習慣の見直しが必要と出てきます。
どんなモノが多いのか?というところは、すぐに見て分かることが多いですが、どうしてモノが増えたのか?ということは目に見えないことですから、探っていかなければ分かりません。
問題解決のために、目に見えるものだけではなく、目に見えないことを探っていくことの必要性を改めて感じた事例のご紹介でした。
さて、私の住む福岡は本日にも梅雨明け宣言が出そうです!
今年も暑くなりそうですが、新しい生活様式を取り入れながら、盛夏を乗り越えていきましょうね!

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.12 講師 渡部夏代

(2020.7.24掲載)

東京オリンピックが開会しているはずだった連休ですね。
1年延期となってしまいましたが、来年無事に開幕できると良いです。
ドラえもんに学ぶコミュニケーション術と“ほうれんそうのおひたし”
誰でも一度は読んだことがあるのではないでしょうか?
国民的マンガのドラえもん。
便利な道具に目が行きますが、実はけっこう人間関係とか機微のようなことについても深いです。
私が印象に残っているひとつに、こんなお話があります。
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ある日あるクラスメイトが、うっかりジャイアンを小突いてしまいます。
ジャイアンは顔から地面にダイブしてしまいます。
少し離れたところで目撃したのび太は、「アイツ、殺されるぞ」と心配します。
ところが、そのクラスメイトはジャイアンに「ごめん、ごめん」とニコニコしながらハンカチを差し出して軽~く謝ります。
ジャイアンは「お前にはかなわないな~」とあっさり許します。
それを見たのび太は、それなら僕も、とジャイアンに体当たりをしようとするのですが、
「なにしやがる!」と殴られてしまいます。
ボコにされてしまったのび太は、「アイツは許されるのに、なんで僕は・・世の中不公平だ!」と嘆きます。
そしたらドラえもんは「人柄だよ」と言います。
(記憶は多少曖昧です)
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こんな展開の後に、お決まりの便利な道具が出てくる流れですが・・
いやいやいや!確かに人ってそういうこと、ありますよね~
人は機械ではなく、感情の生き物なので、気分もありますし、相性もあると思います。
同じことでも、時と場合と人によって差が出てくることがあります。
それにしても、のび太ものび太だけど、ドラえもんの「人柄だよ」も残酷(笑)
「この人の話、聞こうかな」
整理収納マネージャーに求められる要素のひとつではないかと、私は考えております。
何か決めようとした時、例えどんなに正論だとしても、それを振りかざせば反発を買われてしまいます。
普段あまり交流がなければ、なかなか真意が伝わらないこともあります。
その人が元々持っている魅力とか能力もありますが、大切なのは日頃の意思疎通の積み重ねだと思います。
普段からコミュニケーションがあるほうが何かと話が進めやすいです。
「この人がこういうことを言っている。じゃあそれについてみんなで話し合おう」
企業内整理収納マネージャー講座の中でも「メンバーが一丸となって取り組む」とあります。
決め事をする時、みんなでワクワクするような一体感。
集まって意見を出し合っていく時の盛り上がり感。
整理収納を進めていく時も「何か楽しくて良いことが起こりそうだ」という期待感を持てる雰囲気作りができたら良いなと考えております。
では、職場の中でその雰囲気の土台を作っていくには?
すぐに実践できることをひとつ。
「ほうれんそうのおひたし」
古~くから言われている超基本的なことではありますが、
「ほう(報告)・れん(連絡)・そう(相談)」です。
※ホウレンソウの代わりにカクレンボウという説もあります。(カクは確認)
加えて「おひたし」もあると良いのだとか。
「お(怒らない)・ひ(否定しない)・た(助ける)・し(指示する)」
日頃からコミュニケーションがあると、お互いの「人となり」も見えやすくなります。
人はわからないことには恐れを抱きますし、わかると親近感や好意を持つと思います。
かな~りコミュニケーションが下手な私も実践していきたいです。
最後に、ドラえもんの話に戻りますが、のび太って実はすごい人だと思うのです。
なんだかんだ言っていつも主要メンバーの1人だし、しずかちゃんも射止めちゃいますもんね!
お読みいただきありがとうございました。

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.11 講師 西口理恵子

(2020.7.18掲載)

私から始まったこのコラムですが、順番が一周し、今回で2回目の投稿となります。
今回は、先日の九州豪雨でも話題となった、防災についてお伝えします。防災計画は直接人命にかかわるため、個人宅のみならずオフィスでも重要ですね。
非常用の食料品備蓄などももちろん大切ですが、それよりもまずはじめに考えるべきは避難対策です。
万が一の事態に備えて、「フール・プルーフ」「フェイル・セーフ」という2つの考え方を積極的に導入してください。
「フール・プルーフ」
人はパニックになると、判断する力が著しく低下します。例えばいつも使うドアを反対側に開けようとしたり、逃げるのに不必要な荷物を取りに行ってしまったりするそう。そのようなことが無いように、オフィスを整理収納する際、避難の動線を最優先に確保し、逃げやすい外開きドアかどうか確認する、非常時に必要なAEDや消火器などは目立つ場所に定位置を作るなどして、誰も間違えようのない防災を考える必要があります。
「フェイル・セーフ」
万一の事態に、設計の通りに行かなかったとしても大きなトラブルにならないような防止策をとったり、代替対策を用意しておくことです。例えば避難経路は2か所以上用意する、非常用電源装置を主要エリア以外にも確保する、など。
写真は、大型店舗バッグヤードに設置した非常用具です。これなら、誰も間違えようがありません。
皆様もこの機会に、オフィスで命を守る用意をしませんか。

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.10 講師 近川樹美恵

(2020.7.10掲載)

まだSSMG講師での新人ですので、何を書こうか悩みましたが、私がアドバイザー活動を始めた2011年から数年間かかすことなく続けていたことをお伝えさせていただこうと思います。
【毎朝の笑顔作り】です。
「えっ?」と思われるかもしれませんが、お仕事を続けられているベテランさんにはこの重要性について理解してもらえる気がします。
毎日成功したイメージを持ちながら顔のリンパケアをして頬の位置をあげ、具体的に誉められている場面を想像しながら笑顔を作ります。ただそれだけです。
人見知りをしやすい方や、自分に自信のない方にはとても有効です。
心が笑っていない時でも、笑顔を作っているうちに変化が出てきます。
「よし!今日はこの笑顔で行こう!」そのように気持ちを切り替えるスイッチにもなります。
不安や緊張は相手に伝わり、逆に不安に思われることに繋がりかねません。
悪気はなくても無駄に心配をかけてしまうこともあるかもしれません。
ですが、笑顔は親切に見えるだけではなく、能力があるように見せる効果もあるとすれば、笑顔の練習をしない理由はもうありませんね?!
笑顔の効果はたくさんあるのでここでは省略させていただきますが、私は思うのです。笑顔を作っているうちにでも構わないので、徐々に内面のネガティブなモノを手離し、心から晴れた状態で企業様やお客様に向かう事で取得した資格やノウハウを最大限活かすことができるのではないかと。
作った笑顔は結果的に本当の笑顔に導いてくれます。
We shall never know all the good that a simple smile can do
(単なる笑顔であっても、私たちには想像できないほどの可能性がある)
これはマザーテレサの残した言葉だそうですが、是非、企業内整理収納マネージャーとして活動をするうえで、笑顔作りの魅力を自分に取り入れてみませんか?
コロナに打ち勝つ免疫力にもなりますので一緒に身に付けていきましょう!!
ちなみに血圧が高い方にもおすすめですよ~

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.9 講師 角一まり子

(2020.6.12掲載)

世の中が緩やかに動きつつありますが《新しい生活スタイル》を模索中の方も多いのではないでしょうか?
緊急事態宣言以降、日本人は【自粛】という、自ら進んで慎みstayhomeを実行しました。
目に見えないウィルスを、感染しない・させないという思いがなせることだったな…と。
誰かのために行動することができるって、素晴らしいことだと自粛期間を経て改めて感じます。
家庭の整理収納は家族のため、自分自身のために行いますが、オフィスはいったい誰のため・何のための整理収納なのでしょうか?
雑務と捉えられがちな整理収納…ですが、その先には素晴らしい効果があります。
/// オフィスの整理収納は誰のために行うの? ///
ある企業の整理収納を行った時のことです。
社長自ら【環境整備は会社の業務改善に繋がる!】と目標を掲げてキックオフしたのですが、一部の営業社員から「忙しい」と協力を得られず、営業事務に負荷がかかるばかりで進みません。
ヒアリングで聞こえてきたのは、営業事務が抱える在庫管理への不満でした。
会社のため?営業社員のため?売り上げのため? なぜ私が?
///目標設定///
ゴールが見えない中、どこへ向かうのか見失うと途端に不安になります。
まずは明確な目標設定をしましょう。
オフィスの整理収納では 《数値化》 することで、効果を実感するようにお伝えします。
適正在庫の数値を算出し、経過観察を3ヵ月とし、入出荷を数値化しました。
///巻き込み・モチベ管理///
目標の共有・実行期間に担当を決め、一人の負荷を軽減すると共にコミュニケーションを促します。
特別なことをルール化すのではなく、在庫管理しやすく適正在庫をロット化し、誰でもわかる定位置とラベリング、紐づく管理表を作成しただけです。
が、在庫管理という共通の業務でコミュニケーションが生まれました。
簡単な管理ですが、その結果、在庫ロスがなくなり、2ヵ月目に年間200万円の在庫減=経費削減につなげると算出されました。
営業が必至で売り上げを作る200万が簡単な管理で会社の損益を防げる!
モチベUPです!
///効果の実感///
簡単な整理収納が、社員のコミュニケーションを上げ、社内のムダを取り、損益を無くせる。
すべてに効果を実感できる数値が出ました。
誰のため?会社のため?売り上げのため?
そこには、何かのためでは無く、自ら動くという仕組みができていました。
企業内整理収納講座のファシリテイトステップを実行しただけなんですが(笑)
///その先の効果///
組織や人を動かすには、仕組みが必要です。
一定のルールも必要です。
正しく仕組みができれば、【自他尊重】自分も相手も尊重できる環境を作り出すということがオフィスの整理収納を通して実感できます。
感動に近いドラマもあります!
在宅やフレックスなど、勤務体系は刻々と様相を変えていきますが、人と人とのコミュニケーションはオンラインでより近くなったようにも感じます。
企業内整理収納も時代の変化に応じて変わっていきますが、根底にある仕組みつくり、ルール化は手法としてより求められるのではないかと実感します!
新しいスタイルが求められる今こそ、その先にある効果をより多くの方にお伝えしたいと思います。

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.8 講師 笹田奈美子

(2020.6.5掲載)

6月に入り、少しずつですが日常が戻りつつありますね。まだまだ油断できませんが嬉しいです。今回のコロナウイルスの件でリモートワークを余儀なくされた方やオンライン会議の利用頻度が上がった方も多かったのでは、と思います。本日のコラムではリモートワークを行う上での「デスク・PC環境」について話題にしてみたいと思います。
/// オンライン会議画面の後ろ、結構見えてます ///
「オンライン飲み」という言葉も流行りましたが、自宅から友人や会社関係の人とオンラインで繋いで会議をした方、講座に参加した方多いですよね。そんな時、結構人のお部屋の環境が気になったりしませんか?私は職業柄、自然と目がいってしまいます^^;壁ならあまり気になりませんが、後ろの棚にモノをドバッと積んでらっしゃる方、本がずらっと並んでいる方など色々。見えてるけど?ってこちらが相手のプライバシーを心配してしまったり。皆さんはそんな経験ありませんか?
///パソコンのデスクトップも見えてます・・・///
そしてパソコンのファイルを共有するような場合も、デスクトップ画面からファイル情報が見えたり、散らかっている状態が見えたり・・・結構知らない間に情報が漏れています。デスクトップがスッキリしているに越したことはないですが、映す前はせめてデスクトップのアイコンを一つのフォルダにしまう位の防衛策はとりたいものですね。
余談ですが、仮想デスクトップサービスという「デスクトップのイメージをサーバーから個人が利用するPC端末に配信する」仕組みもあります。興味がある方は検索してみて下さいね。
今回テレワークになって見えてきた問題点ですが、普段の職場でもPC画面や置きっ放しになっている書類からの情報漏洩はよくある話。企業内整理収納マネージャー講座でも書類整理の話があったと思いますので、皆さんの職場の環境に合わせて、この機会に仕事がしやすいようぜひ改善を進めて行って下さいね。
なお、当協会では新講座として『ファイリング講座』をリリースしています。ファイリングシステムについてより詳しく学べる講座ですので、興味ある方はぜひ受講くださいね。オンラインでも開催していますよ~^^
写真は企業内整理収納マネージャー講師でオンラインミーティングをした時のもの。皆さん、さすが背景すっきりです。私(画面左の上から2人目)は子供部屋からでしたので、仮想背景という便利なものを使いました。ほんとスゴイ世の中になりましたね(笑)

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.7 講師 岩佐弥生

(2020.5.29掲載)

■人前に出て話すあなたへ
資格を取得されたなかには、これからファシリテーターとして社内研修、整理収納のプロとしてセミナーなどで喋る機会が増えてくることでしょう。
この時、喋り方一つで「説得力」が大きく左右します。

現在、整理収納マネージャーでありながら、喋りの仕事をしている私ならではの切り口で、人前で話す時の心がけや話し方などを数回に分けてお話しします。
※喋りのプロを目指す子達以外にはお教えしていない内容です
第1回目「その話し方だいじょうぶ?」
今回は、「ら抜き言葉」です。
様々なセミナーを受講していると、「食べれる」「見れる」「寝れる」など、ら抜きで喋っている講師が意外と多いです。 みんなが普段よく使う言葉の方が聞きやすいという声もあるかもしれませんが、ビジネスの場では別。
「ら抜き言葉」を使用しているより、しっかりとした言葉遣いの方が相手に与える印象や信頼度は大きく変わります。
ただ、いまいち「ら抜き」言葉の使い分けが分からない・・・と感じている方に、今日は簡単に使い分ける方法をお教えしますね。
自分の“ら抜き言葉”が合っているのか迷ったら、「よう・ろう」で誘い言葉にしてみましょう!
(誘い言葉にした時)
■「よう」になる場合:「られる」
■「ろう」になる場合:「れる」

例えば、「見る」という言葉の場合、誘い言葉にすると「見よう」です。 この時「見よう・見ろう」どちらが自然でしょうか? 見ようの方が自然です。ということは、見るは「見られる」になります。(らあり言葉) 食べるは、よう・ろうを付けてみた時に「食べよう」の方が自然なので「食べられる」になるというわけです。
私もたまに迷ったら誘い言葉に変換しています(^-^)

最後に質問です。
「喋る」の場合、”れる・られる”どちらでしょうか?

追伸:方言によっては「ら」を入れない地域もあるようです
自分の想いを伝えたいなら話し方は大事なことだと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.6 講師 中山真由美

(2020.5.22掲載)

さて、自粛生活が解除される地域もあるなか、解除されてもどのように社会復帰したらいいのか不安な生活をされていらっしゃる方が多いのではないでしょうか?
私もその一人・・・
先日、久しぶりに電車に乗って仕事に行ったら、緊張しすぎて帰宅後疲れがド―――――っと出た中山・・・
あ~6月1日から整理収納作業に行ってきますけど、いまから自信ない状況です。
私のことはさておき
=今後の働き方について=
私の知っている、ある企業では、自粛後の働き方について社員の希望を聞いているそうです。在宅ワークを希望した社員には、在宅ワークのまま仕事を続けることになると5月GW明けには発表があったそうです。(IT企業)
また、在宅ワークと出勤を半々にした企業もありました。その為、固定のデスクは用意せずフリーアドレスになるそうです。
=企業内に整理収納が必要になる時代=
2016年に政府が打ち出した『働き方改革』その中にテレワークの普及が含まれていました。ただ、テレワークは社員の業務状況を管理しにくいといった理由で経営者が導入をためらわれていた施策だったのです。
それが今。新型コロナウイルスで強制的に実地された結果、長期的に活用すべきだと考えなおされています。
職種によっては、在宅ワークができない場合もありますが、上記の事を踏まえると少なからず職場の環境を整える為に整理収納が必要になると思われます。
=職場に必要な環境とは=
① いつ出勤しても、必要なモノがすぐに見つかる仕組み。
② 誰が何を持ち出したのかを管理する仕組み。
③ 元に戻すことが楽になる仕組み。
今まで以上に、整理収納のルール化が必要とされるのです。
まさしく、企業内整理収納マネージャーで学んだノウハウを各企業にお伝えする時代がやってきたーーーーーという感じでしょうか?
また、オンラインの普及で国際化が更に進むため、世界中で使われているファイリングシステムの基礎知識が必要になってくると私は考えています。
企業内整理収納マネージャーから、新しくリリースされた『ファイリング講座』
こちらは、ファイリングシステムが学べる資格講座です。
電子化を急速に進めていますがまだまだ日本は出遅れています。
PC内のフォルダ分けの基本知識は、ファイリングシステムを理解していないとできないこと。
これから、まさに多くの方に必要な知識なのではないでしょうか。
ちなみに、私は、縦型のファイルも横型のフアィルも両方好きです♪メリットデミリットは、また今度のコラムで!(^^)!
それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。
皆さんに、プレゼント写真を用意しました!本日は、曇り空の関東ですが、素敵な湘南の海で癒されてください。皆さんの願が叶いますように♪

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.5 講師 丸山としこ

(2020.5.15掲載)

私からは今まで受講生の方から頂いた質問をいくつかご紹介させていただきます。
皆様の整理収納マネージャーとしての活動の参考になれば幸いです。
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Q:整理収納マネージャーと名刺に記載してもいいですか?
A:はい可能です。認定番号含め名刺や履歴書にお書きいただけます。
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Q:企業で研修を担当することになりました、企業内整理収納マネージャーのテキストの内容を使用してもいいですか?
A:基本的にテキストの複写や複製、転載などはお断りしています。
テキストの一部分の引用は出典元に「企業内整理収納マネージャー講座公式テキスト」とお入れ頂ければ許可している場合もございます。
メール(info@ssmg.or.jp)でお気軽にご相談ください。
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Q:企業に見積もりを出す時、どのくらい時間がかかるのか想像がつかず難しいと感じています。どのように見積もればよいでしょうか?
A:企業向けサービスを作業補助として入るのか、コンサル業務として入るのか、研修を請負うのかで見積もりの出し方が変わってきます。
作業時間の見積もりが一番難しいと思うのですが、訪問毎のサービスの提供時間を決めてしまい、作業が終わらなかった部分は次回までの宿題にするなども一案だと思います。
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Q:書類の整理に関して相談をされることが多いのですが、専門知識がないので怖いなと感じます。どんな点を気をつければいいですか?
A:書類の整理の作業やコンサルに入る時は基本的には処分は請負わないようにします。また処分の基準などのご提案もこちらからは避けます。(法廷保存期間が決まっているものは除外)
処分の基準は業務内容がわかっていないとアドバイスするのは危険です。使用頻度だけでは決められない企業にとっての情報資産を鑑みる必要があるからです。安易に処分の基準を提案することは控え、内部基準の決め方や考え方をご案内し、クライアント企業内で熟考していただくよう促していきましょう。
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”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.4 講師 中島亜季

(2020.5.8掲載)

~その優先順位に、根拠はありますか?~
皆さんご存じのように、行動への優先順位は、「緊急度」「重要性」マトリックス図だけを頼ると、私たちは重要度と緊急度の高い、目先の課題に対処的に取り組みがち。
ひいては、肝心な問題の先送りを生み「いつか、そのうち、とりあえず」…なんだか整理整頓のことみたいですね。
優先順位の決定には、以下の4項目が代表に挙げられます。
(1)重要度 (2)緊急度 (3)効果度 (4)難易度
なかでも以下の3点は多く語られないようですので、今回シェアしたいと思います。
///////////
●目標達成のため、効果度が高く長期的な取組を必要とする難易度の高いモノにも取組む。
⇔私たちは、なぜこの問題に取り組むのか。
目的への原点回帰、初心に戻れる振り返り地点を持っておくことで、日常の忙しさに埋もれても行動にうつせます。
●その目標が達成されないと次に進めないモノ(制約条件)の優先順位は先に。
⇔目立つ課題、早くできる課題ではありません。ボトルネックの解消をすることが改善への最短ルート。
●重要度は、全体の視点を持とう。
⇔要不要の選定でも同じことがいえそうですね。
「組織(コミュニティー)の価値観」「法的根拠」「社内規定」「理念」「棚卸資産」であったり「家族のこれから」「家族ルール」「家計」などがあります。
///////////
これから数年のスパンで影響が出るであろうコロナ禍。
目線を上げ先を臨みつつ、地固めと次のステージを目指して心の中で、手と手を取り合っていきたいですね。

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.3 講師 余傳愛子

(2020.5.1掲載)

さて、GWど真ん中の本日ですが、残念ながら今年はステイホーム週間ということで、皆さまご自宅でお過ごしのことと思います。
先が見えない自粛生活の中、不安な日々が続きますが、アフターコロナの働き方は今までと大きく変わっていくと言われています。
業種によってはリモートワークが日常になり、より効率化が求められていくのではないでしょうか。
いつかやろうと思っていたことを、進めるきっかけになったのが、今回のコロナ禍なのかもしれません。
そういう意味では、アフターコロナは後回しにされがちな企業内の整理収納を進めていくよい機会になりそうです。
スムーズにスタートが切れるよう、今の間に職場環境改善の見直しを提案したり、講座の復習をしておくのもいいですね。
写真は、本日の朝ランの景色です♪私は走ることが好きでジョギングが日課なのですが、最近は人が多く少し走りにくくなってきたので、人のほとんどいない早朝に走っています。
それでは皆さま、引き続きstay home、enjoy homeでお過ごし下さいね♪

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.2 講師 渡部夏代

(2020.4.24掲載)

私が整理収納アドバイザーとして初めてお伺いした企業様をご紹介いたします。
住宅のリフォーム関係の会社の倉庫の整理収納です。
倉庫にはさまざまな材料や備品があります。
整理収納前までは、倉庫のメンバーは使ったモノを元に戻す習慣がなく、材料や備品があちこちに散乱している状態でした。
使ったモノを元に戻しやすい仕組みにするにはどうすれば良いか?
戻すタイミングは1日の仕事が終わって帰宅する前です。
誰もが『早く帰りたい!』と思う時です。
そんな時に面倒な戻し方だと・・その辺に置きっぱなしになってしまいます。
決めた場所に「ラクに」「簡単に」戻せる仕組みにすることが定着のポイントです。
また、仕組み作りと同時にメンバーの意識改革も大切です。
そこで、毎日朝礼を開いてメンバー同士のコミュニケーションを深めることをご提案しました。
朝礼で仕事やプライベートのこと、なんでもいいからひと言ずつ発表していただくことをおすすめしました。
すると、倉庫のメンバーは朝礼を楽しく続けてくれたそうです。
次第に業務に対する意識も高まり、使ったモノを元に戻すことも浸透していきました。
チームワークも格段に良くなったそうですよ。
整理収納の仕組み作りとメンバーのコミュニケーションをはかることで、業務の質は飛躍的に向上します。
ぜひ職場全員で取り組んでいってほしいと思います。
先週、西口講師がご紹介していたBrother様の商品ラベルライター「P-Touch Cube」をこちらの企業様でも使っていらっしゃいます。
モノの定位置を知らせるにはラベリングは非常に効果的です。
倉庫の備品、事務所の書類整理、あらゆる場所で大活躍!

 

 

”ハタラキヤスク!整理収納コラム” Vol.1 講師 西口理恵子

(2020.4.17掲載)

第一回目の【講師による ”ハタラキヤスク!整理収納コラム” 】は、僭越ながら、私、西口が担当させていただきます。
私は、2019年に、Brother様の東京支社1棟の整理収納を監修させていただいたので、そのことをご紹介しますね。
Brother様の商品ラベルライター「P-Touch Cube」を使い、収納場所のラベリングを徹底しました。定位置管理は講座でも出てきましたね。「全員が分かる」ことが大切ですので、字のサイズや位置、増える商品の管理など、社員の皆様と徹底的に洗い出しをして行いました。
また、机のフリーアドレス化に伴い、共有の文房具や書類を全員のアクセスのよい場所に移動したり、扉を取ってアクション数を減らしたりと、社員の方の素晴らしいアイディアも相まって、使いやすいオフィスになりました。
今からオフィス整理収納を行う皆様のご参考になれば幸いです。